看護部
看護部長挨拶
愛仁会リハビリテーション病院
看護部長 森田 眞由美
看護部では、病気やケガなどで体が不自由になられた患者さまが「再びその人らしい生活」を送れるよう、他職種とも連携しながら質の高いリハビリテーション看護を提供しています。
「もてる力を みつける 支える のばす」を理念に、患者さまの回復状況を考慮しながら「できること」は伸ばし、「できないこと」をサポートするのが私たちの役割の一つ。より良い形での在宅復帰を叶えるため、患者さまがどのような社会的背景を持ち生活されてきたのか、また今後どのように生活を送っていかれるのかをしっかりと把握し、より効果的な支援をめざしています。
看護職員たちは「良い看護を提供したい」との思いを胸に、日々業務に当たっています。
私たちにできることは本当に小さなことかもしれませんが、障害により大変な思いをされている患者さまに寄り添い、ご家族も含め、ともに考え、支援してまいります。ご希望や意見、不安、疑問は何でも遠慮なくお伝えください。
看護部理念
もてる力を みつける 支える のばす
看護部基本方針
- 患者さまのもてる力をみつけ、支え、のばし、患者さまやご家族の思いに寄り添った看護を実践します。
- リハビリテーション医療・看護の専門性を高め、安全・安心なケアの実践に努めます。
2024年度 看護部目標
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リハ看護の充実を図る
・患者のアセスメント能力と対応力の向上を図る
・倫理的感性を高める
・ラダーを活用した人材育成
・看護研究に取り組む -
ICFを活用した多職種協働の推進
・身体拘束の最小化を図る
・入退院支援の強化を図る
・適正な病床管理を維持する -
働きやすい職場環境の整備
・対話を通じて相互理解を深める
・メンタルヘルスの相互支援に取り組む
病棟の様子紹介
専門の看護師のご紹介
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「口から食べる」ことは、人生の楽しみであり、日々の生活をより豊かにしてくれるもの。食事は決して生命維持のためだけではないと考えています。食べることに障害のある患者さまが再び口からおいしく食べられるよう、また安全に食べ続けられるようサポートするのが私たちの役目です。低栄養や脱水、誤嚥性肺炎など起こり得るトラブルを予防しながら、患者さまとそのご家族さまに寄り添い、精いっぱいの支援をさせていただきます。
日本看護協会摂食・嚥下障害看護認定看護師:馬嶋 きみ代 主任
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「『認知症患者』とひとくくりにせず、一人の人間として接し、一人ひとりに合ったケアを提供する」をモットーに患者さまと接しています。どのような疾患であっても、その方の意思を尊重した看護を提供することが基本ですが、「意思の尊重」は特に認知症患者さまにとって最も大切なケアといえます。一人では認知症ケアはできません。ご家族さま、他職種のスタッフとともに、患者さまの生活の質向上も含めた支援に努めてまいります。
日本看護協会認知症看護認定看護師:粢田(シトキデン) 五月 主任
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人は一人ひとり尊重され、大切にされる存在で、認知症を患っていてもそれは変わりません。人生の最後まで、その人らしく穏やかに過ごし、笑って暮らせる生活の支援を大切にしています。認定看護師は、身体、環境の変化に戸惑い、苦痛をうまく表現することが難しい認知症患者さんの心のつらさに寄り添い、安心して入院生活を送れるように病棟スタッフや主治医、多職種と協働して、患者さんとご家族の思いを支援する活動を行っています。患者さんとそのご家族、スタッフが笑顔で一日一日を過ごせることを願っています。
1995年京都保健衛生専門学校卒業。2024年から愛仁会リハビリテーション病院勤務。日本看護協会認知症看護認定看護師。日本看護協会認知症看護認定看護師:沼田 かおり
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感染症による影響を最小限にし、一日も早い機能回復に取り組むことが再びその人らしい生活を取り戻すため必要なことです。感染対策を重点的に取り組んでいるリハビリテーション専門病院はあまりないといえますが、当院では感染対策チーム(ICT)と抗菌薬適正使用支援チーム(AST)が毎週、回診を実施。さらに病院だけでなく、周辺地域に対する感染対策施策も行っており、誰もが安心して在宅療養生活を送れるよう体制を整えています。
感染制御実践看護師:市橋 卓浩 室長
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患者さんやそのご家族、医療従事者など、病院内にいるすべての人を「感染」から守るという目的のもと、感染対策実施状況の確認や職員への教育・啓もう活動などを感染制御チーム(ICT)メンバーと協力しながら行っています。どのような感染にも対応できるよう、感染対策の知識や技術、経験を積みながら、日々研鑽していきたいと思います。
1996年大阪府立千里看護学院卒業。1998年愛仁会に入職。井上病院、高槻病院を経て2024年から愛仁会リハビリテーション病院勤務。2018年に感染制御実践看護師、2021年に特定行為看護師(感染に係る薬剤投与関連)取得。感染制御実践看護師:安田 雅子 主任
研修・取り組み紹介
専門的な知識と技術を要するリハビリテーション病院の看護師として、患者さまに本当に必要なリハビリテーション看護の習得のための院内研修会が多数行われています。
中でも理学療法士や作業療法士など多くのセラピストが在籍する当院の研修の特徴は、教育研修部が設置され、職種の垣根を越えた共同研修会を実施している点。通常セラピストのみが習う身体介助方法なども学ぶ機会があり、他職種ならではの技術にふれることはリハビリテーション介護を提供する上で大きな強みとなります。
さらに入職後の期間や年数に応じて段階的な教育を行う、当法人全体で開催される看護師の新人臨床研修も用意されています。また技術面だけでなく看護師に求められる高い倫理観の育成にも注力しているほか、患者さまの異常・異変に即座に気づくためのアセスメント能力向上に関する教育も強化中。
リフレッシュ研修として、障害者スポーツ「ボッチャ」体験なども取り入れています。
求職活動をしている方へのメッセージ
リハビリテーション看護は、「疾病・障害・加齢等による生活上の問題を有する個人や家族に対し,障害の経過や生活の場にかかわらず、可能な限りADLの自立とQOLの向上を図る専門性の高い看護」と日本リハビリテーション看護学会では定義しています。
卒後教育は、新人看護職員臨床研修がありますが、看護部独自の研修だけではなく、当院ならではのセラピストと一緒に受講する研修も多くあります。その後は、ラダー教育へ移行し、学研のeラーニング活用や対面式研修、ウェブ研修などを行っています。
実践では、当院の理念である「再びその人らしい生活に」の実現のために入院時・退院前訪問、地域との密な連携を多職種と協力して進めています。
さあ、患者さまの「もてる力を みつける 支える のばす」リハビリテーション看護を一緒にやってみませんか。